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第 109 回研究会 開催のお知らせ

BioMecForum 第109回研究会のご案内

BioMecForum 21 世話人代表 清野 健 (大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域)

 皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます.来たる3月1日に第109回バイオメクフォーラム21研究会を下記のように開催いたしますので,ご案内いたします.また学生含めご関心ある方々にお声掛けいただけましたら幸いです.

第 109 回研究会案内

日 時:
2025年 3月 1日(土) 13:30-17:00 (懇親会 17:15-)
開催形式:
ハイブリッド(オンライン参加の方は,Zoomの事前登録をお願いします.登録後,案内メールが届きます.)
現地会場:

大阪大学 基礎工学部 国際棟Σホール

https://www.es.osaka-u.ac.jp/ja/accessmap/index.html を参照下さい)

オンライン参加登録:
https://us02web.zoom.us/meeting/register/fQE1QHf6QfCIN5rav8JVXw からご登録をお願いします.
参加費:
一般:1000円
学生/オンライン:無料
世話人:
古荘 純次 先生(一般財団ファジィシステム研究所,東京都立大学客員教授,大阪大学名誉教授)
座 長:
西川 敦 先生(大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 機能デザイン領域)
話題提供
竹林 崇(大阪公立大学医学部 リハビリテーション学科 教授)
「脳卒中後の上肢運動麻痺に対するロボット療法について」

脳卒中後上肢運動麻痺は、対象者の多くが有する脳卒中後の後遺症の一つである。また、その後遺症は対象者のQuality of lifeに著しい悪影響を与えると言われており、効果的なリハビリ方法の開発が急務である。本講義では、ガイドライン等で推奨されている脳卒中後の上肢運動麻痺に対するロボットリハビリについて、自研例であるReoGo-Jの効果検証のための臨床研究、自動訓練プログラムに関するアプリケーション開発について話題提供を行う。

野間 知一(日本福祉大学健康科学部 リハビリテーション学科 教授)
「促通反復療法(川平法)リハビリ装置開発の経験」

脳卒中片麻痺上肢の回復を目標とした運動療法に促通反復療法(川平法)がある。損傷した中枢神経の回復には患者が自ら動かす運動が欠かせない。ただ患者の努力だけで正しい運動を反復するのは困難であり療法士の運動を誘発する促通刺激や手足の重さを支え誘導するアシストを必要とする。またこの治療法はロボット技術との相性はよくリハビリ装置の開発が進められてきた。これまでの医工連携・産学連携の経験をお話ししたい。

森岡 周(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター長)
「ヒューマン・テクノロジー・ナラティブの交差点 ―医工学が導く新たなリハビリテーションの地平―」

現代の医工学は、人間と技術、そして物語の交差点で新しいリハビリテーションの地平を切り拓こうとしています。本講演では、AIやロボティクス、ウェアラブルデバイスなどの革新技術が生み出す「人機一体ケア」と、患者の身体的・心理的回復を支える「ナラティブ・エンボディメント」の融合に焦点を当てます。この2つの視点を統合しながら、臨床現場での応用例や、患者一人ひとりのウェルビーングを最大化するための新しいケアモデルを提示します。そして、ヒューマンテクノロジーと物語の交錯が、リハビリテーションの未来にどのような可能性をもたらすのかを探ります。

事務局

ご不明の点がございましたら,下記までご連絡ください.

                      連絡先:560-8531
                      大阪府豊中市待兼山町 1-3 大阪大学 大学院基礎工学研究科
                      機能創成専攻 生体工学領域

                      清野 健
		      
                      Tel:06-6850-6515

                      または,事務担当

                      中村 晃大
                      
		      Tel:06-6850-6536
			  
		      李 信英
		      
                      Tel:06-6850-6516
		    

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