新着情報
第 110 回研究会 開催のお知らせ
BioMecForum 第110回研究会のご案内
BioMecForum 21 世話人代表 清野 健 (大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域)
皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます.来たる7月26日に第110回バイオメクフォーラム21研究会を下記のように開催いたしますので,ご案内いたします.また学生含めご関心ある方々にお声掛けいただけましたら幸いです.
第 110 回研究会案内
- 日 時:
- 2025年 7月26日(土) 13:30-17:00 (懇親会 開催予定)
- 会場:
龍谷大学 瀬田キャンパス 8号館101教室
( https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/seta.html を参照下さい)- 世話人:
- 池田 聖 先生(龍谷大学 先端理工学部 教授)
話題提供
菅谷 至寛(龍谷大学 先端理工学部 教授)
「事前準備を不要とする屋内歩行者ナビゲーションの実現に向けて」屋外ではスマートフォンによるナビゲーションが当たり前となっていますが、屋内では位置情報やデジタル地図の取得が難しい場合があり、ナビゲーションを自由に利用できるとは限りません。本研究では、施設内に掲示されたフロアマップをスマートフォンで撮影し、その画像を解析することで、その場で電子地図を生成し、ユーザーの現在位置を推定する手法を開発しています。専用アプリやインフラの設置、施設側の協力を必要とせず、誰でもその場で使えるナビゲーションを目指しています。屋内位置推定技術の基本的な原理に加えて、実際の応用に向けた取り組みや課題についても紹介します。
曽我 麻佐子(龍谷大学 先端理工学部 准教授)
「モーションキャプチャとVRを用いた可視化と舞踊教育・創作応用」姿勢推定技術やモバイルモーションキャプチャの登場により、人体動作を手軽にかつリアルタイムに取得できるようになりました。また、VRデバイスの普及により、VRコンテンツの制作も容易になってきています。VRは仮想空間に完全に没入するため、必ずしも現実空間と合わせる必要はありません。実現が不可能または困難なことでも、それらを仮想空間で体験・訓練することで、身体感覚の向上や新しいアイデアの創出につながる可能性があります。本講演では、これまでに開発したVR可視化アプリと舞踊の分野における教育・創作への応用例を紹介し、モーションキャプチャとVRの活用可能性について考察します。
藤本 雄一郎(龍谷大学 先端理工学部 准教授)
「人の活動を再構成するAR/VRコミュニケーション訓練・支援応用」バーチャルリアリティ(VR)は、コンピュータによって生成された情報により、現実世界からある種遮断された体験を提供する技術であるのに対し、拡張現実感(AR)は、現実の視界にコンピュータで生成された情報を重ね合わせ、同時に視認する技術である。この意味で、VRは本番前の訓練への応用と親和性が高く、ARは本番中の支援への応用と親和性が高いといえる。本講演では、特に他者とのコミュニケーションスキルの獲得に焦点を当て、両技術を活用することで、自身や環境を再構成し、効果的なスキル習得の方法を探る。
事務局
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連絡先:560-8531 大阪府豊中市待兼山町 1-3 大阪大学 大学院基礎工学研究科 機能創成専攻 生体工学領域 清野 健Tel:06-6850-6515 または,事務担当 李 信英
Tel:06-6850-6516